うっせぇわ!?
阪本 なみ子
心理学
チェコ
アドバイザー

暴言をどう扱う?

心ない落書きは?

思春期、反抗期、みんな通って来た道。

では、大人の抱えるストレスは、子供たちが将来通っていかなければならない道?

発達心理学

成長過程から学んでいくこと、物事を客観的に見つめることで気づくこと、他人は変えられないものの、自分の他人への接し方は変えることができるなど、考えさせられることが多いものです。


チェコはグラフィティがとても目立ちます。

これはすごい!と感心するものから、何が描かれているかわからないものまで幅広い。

チェコだけではありませんが、公共の建物、個人の住居・マンション、世界遺産・・・被害に遭わないための対策は難しいものです。

一方、グラフィティをアートとみなし、堂々と描く場所を提供する活動も生まれています。

歩行者用のトンネル、簡易事務所、公園などの壁、企画者もスペースも様々です。

こういった落書きについてインスタグラムでリールを作ろうと思った時、ふと、邦楽J-POPを使ってみようと思いました。

さっとググり見つけたのが、「うっせぇわ」という曲。

歌を聴きながら、きっと日本で波紋を呼び起こしただろうなぁと感じたので、リール完成後にはネタを再利用することにしました。

「うっせぇわ」

=放っておいてくれ!

=鬱陶しい!

=わかってることをくどくどいうな!

=説教するなら金くれ!(?)

解釈は個人差があるでしょうが、私はまだ口にしたことのない言葉です。

おそらく一生口にするシーンに出会うことはないかと思いますが、こういう言葉も、歌になるといいなぁと感じます。

アートの力。「標準」から切り離した感覚の世界。

グラフィットも私にはアートです。

しかし、表現する場所を間違えると・・・

えらいことになるよね!!!他の人に迷惑だよね!!!というのは知っておくべきですね。

人は、心の中のドロドロした感情を形にして外に出すと、例え一瞬であったとしても「救われます」。

暴言が存在しない言語は存在しません。

どう使うか、誰に使っていいかは、皆それぞれが生きていく中で学ぶこと。

「うっせぇわ」が子供に悪影響を与える!との批判も多かったようです。

悪い影響を与えるものは、世の中溢れ過ぎているでしょう、

情報を遮断するよりも、なぜ悪いのかを一緒に考えてみたらよいかもしれません。

子供たちが、「かっこいー」と思ってマネしているだけなら、そのうちすぐに飽きるでしょう。

そして、またすぐに次の流行に巡り合います。

「暴言」自体が悪いのではなく、おそらく「似たような環境で我慢して欲しいと思っているのに、それをうっせぇわ!で済まされたら困る。」というのが大人の本音の場合もあるでしょう。

子供は敏感なので、大人の得意な「建前と本音の使い分け」の内情を話すことで、状況や言葉遣いを理解してくれることも多いものです。

(もう染み付いて止めるのに時間がかかる・・・ということもありますが。)

子供の方が大人より柔軟ですからね。

「うっせぇわ」と言いたいシチュエーションで、それがふさわしくないのなら、どういう言葉がふさわしいか、どうしたらその状況から抜け出せるか、「ダメ!」と禁止する他にも話せることはあります。

時間を掛けて話すことから始めるのも大切です。

子供の成長のために。

大人のわがままのために😊

「うっせぇわ」のいらない充実した一週間を!

先日のリール&ストーリーについての投稿はこちらからどうぞ⭐️

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