大学院はどうあるべきか
私の母校である(プラハの)カレル大学は、ヨーロッパの中でも歴史的に屈指の「大御所」です。
1348年設立
チェコ(ボヘミア)王は=神聖ローマ皇帝カール4世によって設立
神聖ローマとチェコが一緒の国?
その通り!チェコが最も栄えた時期です。
キャンパスはなく、各学部が市内に点在しています。
観光地ならではの弊害でしょうか、授業の間に旧市街地広場を横切って建物間の移動が必要でしたが、15分の休憩時間では足りませんでした。
さて、大学院はどの大学かというと・・・
こちらです!
パラツキー大学 (オロモウツ市)
1573年設立
※プロフィールの学歴欄にて心理学研究所のウェブサイトをご紹介しています。
大学院は自分で選んだわけではありません。
まずは、チェコ科学アカデミー心理学研究所の教授をご紹介いただき、私の研究したいテーマおよび学歴・職歴を紹介するお時間をいただきました。
そして、その方が私に合う大学院を推薦してくださいました。
「私に合う」とは、私の研究テーマを活かせる、活用できる(Give & Take)大学との意味です。
私の研究は、大学の名の下に、主に大学発行の書籍にて行われます。
その他の機関と共同研究を実施することも検討していますが、「大学の名」はついてまわるので、宣伝になります。
教育・研究機関も宣伝・マーケティングが必要なのは、日本にいても想像に難くないかと思います。
研究段階になると、こちらもマッチングの世界です。
能力が高いかどうかだけでなく、共に共同資産を培っていけるかどうか。
中世の街並み写真を添え、歴史感・ヨーロッパ感を強調しようと思いましたが・・・
「発想の転換」
私の学部の内部をマル秘でご紹介しましょう!
(公開して問題ない情報です😊)
巨大クッションにカフェのような、家のようなインテリアですね。
リラックスして学習、研究、ディスカッションができるように。
統計データや理論との戦いを繰り広げる(?)合間には、巨大クッションにうずくまるのも悪くないでしょう。
・・・
簡単に「心理学研究所」と紹介しましたが、各部は神学部のため、校舎内にはチャペルもあります。
研究室の他はオープンオフィス、会議室、セミナー室、キッチン・・・その他諸々が備わっています。
新校舎の開所式は今月20日に予定されていて、その際にはオロモウツ区大司教もご参列されるとのこと。
モダン・コンセプトと歴史的権威の共存、シナジー。
時間をかけて人間が創り出すのものには、価値があり大きな付加価値があります。
頭の中は、量的研究、質的研究、教会の鐘がカーンカン・・・
ビジネスと研究も必ず両立できると感じる瞬間から。
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