育児って、「子供に育てられること」?
Namiko Sakamoto

こんにちは、阪本なみ子です。

妊娠・産後、好きないように休まず働いていた私ですが、睡眠時間を削り過ぎた不健康な生活をしていた以外に、子育てストレスを感じたことはありませんでした。

産後もすぐにこれまで通り働くよ。

と事前に宣言し観察したところ、95%の友人・知人は否定的な態度でした。

そこまで仕事しなくても良くない?体壊すよ、という意見が大半。

そこで自分の課題が決まりました。

仕事と育児を両立できなければ、みんなから「ほらやっぱり」って言われるのかー。それはダメだな。

そこで、ベビーシッターを雇いながらも、「子供を見てもらう、遊んでもらう」以外の部分は全て自分で手配。

炊事洗濯その他諸々、眠る時間は削っても怠らない。

しかし、子供が3歳頃になった時に気づいたのは、子供自身が私と一緒に何かをしたいということ。

ご飯作りに掃除、洗濯物をたたんで植木に水やりしてといった何の変哲もない作業。

「ママ、一緒にするの楽しいね?」そして二言目には「上手?」と質問されます。

そっかー、私が家事をお膳立てするよりも、生活すること自体の楽しさ、時には苦労を子供たちに一緒に知って貰えばいいんだ!「私がきちんと家を回してる」っていうのはただの自己満足と体裁を気にしてのことかー。

二人目ができるとより面白いことが。

二番目の子は、「上の子を超えたい」という欲求が強いですよね。

(性別、性格や年齢差にもよりますが)

そのため家事も競ってするため、スピードがアップします。

下の子が4歳の時に、洗濯物がきれいにたたんで並んでいたのは本当に驚きました!

上の子は6歳でケーキが焼けるようになり、9歳頃にはチャーハンといった簡単な料理ができるようになっていたと思います。

遊びに夢中の時にも、「疲れていてしんどいから手伝って、お願い。」の一言でみんな動きます。

※相手にされない時には、床に寝転がってしんどさをアピールしてみましょう 笑。

買い物に行くのも、暖かいご飯を作るのも、家をきれいにするのも、みんなのため。

みんなでするとあっという間に終わるので、その後またみんなで遊べるね。

・お使いに行けば、算数の応用になる。

・料理をすれば、レシピを読むなり、作り方を習うなり「手順」というものが存在し、物事を体系的に捉える習慣が生まれる。(作るのは楽しいけど、後に片付けが残骸として残るような手順はNGなど。)

・掃除や修理をすれば、家の作りや使用する洗剤、工具など、日頃遊ぶだけでは触れることのない存在に触れ新たな勉強になる。(化学薬品も部品もおもしろい。)

そして、幼い頃から習慣として身についていれば、大きくなってからも当たり前のように家事を手伝ってくれる。

親が何でもするのは、自己満足のためということが多いのかもしれません。

「本当に子供のため?」「子供ってそんなに何もできない?」

一度、子供に任せてみてはいかがですか?

もちろん家事や掃除が苦手な子もいるでしょうが、親と何かを一緒にして楽しくない子はいないはず。

褒めてもらって感謝されて嬉しい子供はいないはずだと思いませんか?

ティーンエイジャーになっても家と家族と良い関係が続けられるよう、幼い頃から信頼して子供に家事を託してみてください。

そして、最後には「ありがとう!」という感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう!(拍手付きがベストです。)