Benchmarks

給与水準について

さてさて、ソーシャルメディア・マーケティングを学んで半年、結果を出せるようになってきました。

それでも、自分のイメージと掛け離れることをトライするのって・・・キツイですね💦

ブログをはじめとするSNS活動を無形資産(Intangible Assets)だとみなしていますが、10年後にはどう感じるのでしょう?

これまでの仕事においては、日系企業を通して日本社会に貢献する、結果を出す、稼ぐの3つがポイントでしたが、今の目標は全く違うところにあります。

その話はさておき、賃金上昇率が低い日本。国債の膨らみはさておき、GDPを見ても経済的にも豊かな国。それでも、一般の人が「貧困」と感じることもあるのはなぜでしょう?

多少言葉ができると「自分を活かす場」も多少広がるヨーロッパ。ベンチマークの目のつけどころは?


ベンチマークという言葉を耳にしない日はないかもしれません。基準、水準、目安、各人使うニュアンスは少し違いますよね。

個人事業主の方は報酬水準と受け取ってください。

「人手不足、特に質の良いエンジニア不足!」と半永久的に雇用者が嘆いているチェコ。

正しくは、「妥当な賃金で雇える人がいなくて困っています」という状況です。

技術者であれば、ドイツ、フランス、イギリスへ、ITや金融業において優秀なチェコ人はスイスへ(一定期間)移住するといったケースが多いように思えます。

そして、チェコへは東欧からの労働力が流入します。

ドイツで働けば、業種・職種にもよりますが、どの分野でもざっくり二倍の給与水準。

チェコとドイツの国境に近い地域(田舎ではなく都市部)では、特に医療機関や製造業においてチェコ人労働者が欠かせません。

(コロナ禍で国境が閉鎖された初期、自由に国境を行き来できない労働者が増え大問題となりました。)

また、ドイツでは、ドイツ人が最も人件費が高いため、二流でも(ドイツ語が完璧で英語のできる)他の外国人を雇いましたという声は日系企業の方々からよく耳にしました。

そういえば、私も東から西に向かってやってきた人間ですね 笑。

海を越え東欧で止まってしまいましたが、一時期はドイツで働こうと思いドイツ語を学んでしました。

事務やコンサル業務を手がけるのであれば、ドイツにいた方が稼げるのが目に見えていたので。

同じサービスを提供するのに、場所によって得られる対価が異なるのであれば、ベンチマークが高い方に行きますよね。

また、給与(報酬)は二倍でも、生活費も二倍になるわけではありません。

ドイツにおいては都市毎にベンチマークが大きく異なりますが、物価はさほど高くありません。

プラハの物価は高騰しているので、(ダブリンといった物価が最も高い都市を除いた)ヨーロッパの都市の生活は怖くありません。

しかし、ドイツでビジネスという目標は子供ができてから一瞬で消え去りました。

諦めたというよりも、「子育てするのにチェコっていい!」と気付き方向転換の必要性を感じなくなりました。

(そしてドイツ語の勉強ともお別れ。)

八月に出張に行ったスイスの都市は、スイスとドイツとフランスの国境付近。

各家庭それぞれの事情があるでしょうが、最も効率的なのは下記のスタイルだそうです。

ステキな街並みで不動産もさほど高くない フランスに住み

給与水準の高い             スイスで働き

値段の安い               ドイツへ買物に行く

日本では、就職・転職を考える時、都市と地方の給与水準を比較することはありますが、このような国をまたいだ「クロスボーダー生活水準比較」はありませんね。

チェコにおいては、就職活動においても、会社のネーミングなどは(ブラック企業でなければ)ほとんどどうでもよく、給与や処遇の他、通勤時間が20分程度かなどがポイントとなったりもします。

日本のように、4月1日付けで団体就職という習慣はヨーロッパにはありません。これも、逆に日本から見ると不思議な感じがするかもしれませんね。

今日は、ヨーロッパ各国の経済成長率に関するニュースも興味深く拝見しました。経済動向を追うのはおもしろいですね。

コロナ禍にEコマースで成功したチェコ人の方の話など、経済新聞には嬉しくなるニュースが多いのも魅力的な理由だと感じています。

良い週末をお過ごしください!

WebWavelife with Namiko Sakamoto

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