「がんばらないを実現しましょう」と「潰れた方が良い会社」
Namiko Sakamoto
阪本 なみ子
転職
HR
チェコ

「自分の代わりは他にもたくさんいる」のがビジネスにおいて。

「自分の代わりは他にはいない」のは家族に対して。

自分で築き上げた「誤解」の中で、生きていませんか?

#転職

「がんばろう」と言われると、「いや、もうがんばってるから!」と抵抗感を感じる方もいるご時世です。

では、「もうこれ以上がんばれない!」ところもまで来ている人が次にすべきことは?

お休みをとりましょう。

従業員の方:思い切って一週間の休暇を申請してみましょう。

‼️むり、ムリ、無理!自分がいなきゃプロジェクトが、会社がもたない!

・・・本当にそうですか?

従業員が一人休むぐらいで潰れる会社は・・・潰れた方が良いと思いませんか?

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実際に、私が小規模の会社の経営者であった時にこのように考えていました。

「小さな会社」ということを意識し、従業員も気にかけてくださっていましたが、

例えば、「妊娠一ヶ月」の時点で、「ギリギリまで働くけど後任探さなきゃ!」と告げてくれた従業員に対し・・・

「いや、まだまだ先の話だし心配しなくて大丈夫だよ。仮にタイミング悪く一人の従業員の後任が見つからなくて業務が乱れるような程度の会社なら、さっさと潰れた方がいいと思うよ😄そんな会社怖くて自分だったら絶対使わない 笑。」

また、企業によっては、「(少し言い方はきついですが)休め!決まり!会社と心中するな!」と休みを取りにくそうにしている方に「有給取得」を促す日本人の管理職の方もいらっしゃいます。

ここまではっきり言われると、決心が着くようです。

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さて、私は個人事業主としても15年程の経験がありますが、業務量が増えるにつれて考えたことは・・・「私が事故などで死んだら業務はどうなる?」といったこと。

関係者全員に迷惑をかける・・・のが当然かどうか。

当然ではないので、死亡は大袈裟でも、長期で病欠など何が起こるかはわかりません。

そこで、進捗報告以外にもで定期的に資料を共有ファイルなどに保存しクライアントや下請けが必要な情報を持つようにする、私の代わりにある程度作業ができる人と関係を築き情報を共有しておくといったことを心がけていました。

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「私の代わりはいくらでもいる」

「いやいやいやいや、私の代わりなんて絶対にいません!」と反論したくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、

生写しのような能力を持つ人はゼロでも、似たような能力・行動パターンの方は必ず見つかります。

怖いのはその点ではないですよね。

「私がこの仕事を断れば、自分はチャンスを失い、他の人がチャンスを得ることになる。」

そしてもう仕事が来ないかもしれないという不安。

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休みをとることができない人の不安も、休みを取りたくなくてがんばる方の気持ちも理解できます。

しかし、「あなたの替え」が効かないのは、家族に対してだけであって、雇用者やクライアントに対してではありません。

代替は必ず見つかります。

そのため、少し心に余裕を持って、「この仕事を断っても次またお声がけをいただける」環境を築いていく。

休みを取っても、「休暇から帰られるのを待って連絡します!」と言っていただけるビジネス繋がりを持つ。

難しいですが、そういうことです。

もちろん、休むこよによって稼ぎが減り生活に困るといった状況であれば働くしかありませんが、必ず限界が来るので、タイミングの見極めは必要です。

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私がチェコで法人を設立したのは、事業拡大など典型的な理由からですが、最後の一つに「法人は死なないから」と考えたためでもあります。

法人は、従業員誰か一人が欠けても機能するものという当たり前のことに魅力を感じました。

「あなたに辞められたらこの会社潰れてしまいます・・・

=(私の仕事が増えちゃうじゃない・・・)」

本心から仰る方もいらっしゃるとは思いますが、それは会社の問題。

従業員が気にすることではありません。

日本の知人に、経験者の方で転職を考えている方がいます。(全く問題なく転職先が見つかると思われる方。)

しかし、「会社が潰れるのは気にならないけど、若手で辞めたい人が数名いるから、それを見届けてから自分も動くよ。」と仰っていました。

転職のタイミングは難しいもの。

チェコではよく、管理職の方が転職し、その後、元の職場のチーム(部下)をごっそり引き抜くケースを見かけます。

恨んだり根に持つ企業はありません。

ビジネスなんてそんなもの。

日本社会にて同様の考え方で行動するのは難しいでしょうが、「気にしすぎて行動に移せない」のであれば、本当に気にする価値があるかないか、もう一度考えて判断してみるのも良いかもしれません。

Good Luck🍀

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