Finance is inteligence No.1

あなたは知らない。知ったら得?

#invoices #金融リテラシー

従業員の方々は、毎月25日といった具合に、定期的かつ自動的に給与が振り込まれます。

しかし、個人自業主は請求書を起こさなければ、クライアントから報酬を支払っていただけません。

請求書のやりとりは企業同士でも当たり前ですが・・・

ここもクロスカルチャー。

日系企業の支払い期日は長いところが多いものです。

ドイツ、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ・・・など色々比較してみました。

もちろん業種によっても異なりますが自動車産業においては、日系企業の支払い期限は長いなーと実感します。

ざっくり見ても、半年後に入金などは当たり前で、約一年後といったものも見られます。

翻訳・通訳派遣会社を見ても違いがあります。

日本から業務を引き受けた場合の支払い期日は、当該月が締まってから約二ヶ月後。

例)本日通訳、請求書発行。6月末に入金。

チェコでも似たような仕組みを取っているエージェンシーもありますが、通常はすぐに料金を支払っていただけます。

私は、契約先と相談の上、「請求書発行後から14日か30日」のどちらかを選択していました。

業務完了後から1ヶ月以内に売掛金回収というイメージがしっくりきたため。

日本の支払いが遅いことを知ったのももう20年近くの前ですが、「クライアントから派遣会社に報酬が支払われた後に、下請け(通訳者)に支払うというロジックがおかしいと疑義を投じる声は出すにも出せないんだなぁ。」と感じました。

派遣会社にお金がないわけでは当然ありません。

また、この仕組みだと、万が一クライアントが支払わなければ下請けにも払わないというロジックなのでは、と不安になってしまいませんか?

また、請求額が3万円であれば特に何も考えませんが、30万円であれば、一ヶ月分の利子でも追加請求したいなぁという冗談を思いつくことも。

あ、マイナス金利の日本ではこのような発想も浮かばないかもしれませんが(!)、例えばチェコの民法は、住居の賃貸契約において支払う敷金への利子をテナント側に保証しています。(しかし、契約上利子ゼロと規定することが一般的です。)

全て、ただではないという意識。

そういえば、日本はどれだけ海外送受金が少ないのか?と疑問に思うほど、銀行手数料は高額です。

チェコでは自分のCZK建の口座からどこにでも振込み・受領ができますが、EU域内ではSEPAが利用できるため、手数料も微々たるもの。

チェコから日本への送金・受領は(金額にもよりますが)、それでもざっくり千円程度。

日本の場合は、海外から送金されただけで・・・

受ける側なのに・・・

4千円または5千円が徴収されます。

また、一度日本に送金した際、先方からご連絡いただいたIBANが間違っていて送金が完了しなかったことがありました。

その際にも、日本の銀行からは手数料として、私側に5千円が請求されました。

実際に送金完了していないのに?とキョトンとしてしまいましたが。

ちなみに、海外送金は複雑だから手数料が高いんでしょと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・、「はい」とは言い難いですね。

複数の銀行が介入するという理由を盾に、取れるところで手数料を取っておこうというメカニズム・・・と言ってのけるのも失礼かとは思いますが・・・、銀行員の方が仰っていたので良しとしましょう。

日本にいれば、海外の手数料と比較する機会もありませんし、「誰も知らないこと」。

チェコでは利息で月千円ほど稼ぐこともよくありましたが、ここ15年ほど、一般の銀行手数料は支払ったことがありません。

口座は多い時で25程度抱えていましたが、手数料を取られないよう賢く運営してきました。

金融リテラシーは、知っておいて損にならないと思います。

せっかく稼いだお金は、安心して運営していきたいですね。

#ファクタリング も身近になってきましたが、今後どのような金融商品に楽しませてもらえるでしょうか?

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