「阪本さんにもっと早くお会いできていれば、色々と違ってたんだろうな。」

時折、チェコの日系製造業の日本人取締役や管理職の方からいただくお言葉です。

#チェコ パナソニック（Panasonic AVC）の日本人取締役の方からもこのお言葉をいただきました。

日本人駐在員の方々の一般的な任期は２年から５年ですので、いつのことかを言及しなければ、その方を特定することもできずご迷惑をおかけすることはありません。

「もっと早く」とは、工場立ち上げ時という意味です。

例えば、操業から５年以上経った工場。

かっこ（）付きでも安定期に入ってしまうと、現地マネージャーの力も強くなり、工場立ち上げという勢いを要さないため日本の承認も取り付けにくくなるものです。

内情はこのようなイメージです：

・日本本社の立場➡️（仮に従業員として雇用と想定した場合）そんな高い給与の現地日本人を雇うのはNG

・チェコの日本人マネジメント➡️よっぽどのことがない限りチェコ人管理職を辞めさせられない

・チェコ人管理職の立場➡️新規アウトソースは受け付けない。ましてやチェコ事情を熟知したチェコ語のできる日本人が出入りされるとやりにくい。

注）ダークに描いてみました。虹色に描くとどうなるかはまた次回。

色々と問題はあっても、「現状維持」が一番安全だと皆考えます。

しかし、コロナ勃発といったように外部から大きな影響（損失）を与えられると、組織体制のテコ入れを行う良いチャンスとなります。

ウクライナ侵攻においても、日系企業の海外（主にヨーロッパ）子会社の扱い方や組織体制について改革を行う良い機会だと考えている日本本社経営陣は多いようです。

さて、冒頭の文にはまだ続きがあります。

「阪本さんに出会えて本当に良かったです！」

と仰っていただけることもあります。

当然業務においての話ですが、私がお受けしている業務は、古今東西、裏方作業が大部分。

私自身のパフォーマンスを一般にアピールすることは少なく、日本人取締役の方やマネジメントが必要な任務を遂行するためのお膳立て、またはチェコ人管理職の方々との（時にはハードボイルドな）意思疎通のお手伝いとなります。

資料作りやシナリオ調整がメインとなるため、重役の方々が集まる打ち合わせに参加させていただいても、ちょこんと座り発言をしないことも多々あります。

（その代わり、様々なことが手順通りに進行しているかをしらみつぶしにチェックしたりという裏作業が待っています。）

また、日本人の方が苦手なことを、代わりにかつ勝手に実行しています。

日本人の方がスピーチ/プレゼンをされる時には、私は隣でぼーっと眺めるのではなく、チェコ人従業員の方一人一人とアイコンタクトを取っています。

アイコンタクト＝お互い「見てますよ」の合図となるので、携帯に目を落とす人や少し雑談を・・・といった人の目を、スピーチやプレゼンに戻すことができます。

日本語にはこういった表現もありますね：に○○○○○○

ここでも裏作業を。

・・・

それなりに良いサービスを展開していても、「タイミング」、「ブランド」、「コネ」がネックとなり出番がない時もありますね。

そのため、宣伝広告は常日頃から定期的にしっかりと行う必要がある！ということを最近理解しました🌸

私は過去に、営業メールを１０本（Max）しか書いたことがなく、宣伝広告に費やした時間も費用もゼロ（メール１０本だけ）でした。

チェコ語のHRポッドキャストの反響がとても良く、しっかり宣伝しない手はない！と過去からの気づきを活かし日本語のポッドキャストもオンエアー✈︎

皆さんも、宣伝広告に力を入れていますか？

私は間違いなく黒子でいるのが好きですが、表に出なければ、自分を見せる・話すことなしには、伝わらないこともあるんだなと感じています。

良い週末をお過ごしください。

まだお会いしたことはありませんが、人事・総務業務とセスナをかけた大喜利のアイディアをいただいた方に感謝を込めて！

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